統合運用管理サービス
サービス概要
現代の企業活動において、自社内のシステムやITインフラの活用は避けて通れません。昨今では、システムやITインフラの正常な稼働は元より、より低コストに正常稼働を実現する運用の確立、様々な課題への迅速な対応が求められます。それらの実現のためには、サーバやネットワーク機器を適切に監視して障害を早期に検知する、定常作業を自動化して効率化を図るなど、IT運用管理の施策が不可欠です。
当社の統合運用管理サービスでは、下記を例とするIT運用管理の課題解消をサポートします。
ご希望される作業内容や範囲に応じて柔軟にお見積いたします。
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関連サービス
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Hinemos導入サービス
Hinemos(ヒネモス)の全機能はインターフェースが統一されており、機能間の連携も共通基本機能によりシームレスに行われることで、シンプルに運用管理が可能です。また、Hinemosの操作画面は、運用オペレータによるGUI操作を前提に作られており、高度な知見を有するエンジニアによる操作を要することなく、シンプルな運用を実現できます。
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クラウドサービス
弊社ナレッジを活用し、クラウドに環境を自動構築するサービスです。お客様側で事前設計を行うことなく、Amazon Web Services(以下AWS)やOracle Cloudにクラウド環境を高速・確実に構築いたします。お客様のご要望に応じて、構築に使用した自動構築プログラムのご提供も行います。
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データベースサービス
RDBMS製品業界最上位シェアを誇るOracle Database、OSSDB製品内で高いシェアのPostgreSQL、これら代表的なデータベースを安心してご利用されたいお客様向けのサービスです。
よくあるご相談
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CASE1:IT運用管理の施策を行っていない/施策が形骸化している
「何から手をつけたらいいのかわからない……」
「ソフトウェアのサポートが切れてる……」
「サーバの運用レポート提出が手間……」
「監視や運用などをすべて見直したい……」
「運用管理の有識者がいない……」 -
CASE2:IT運用管理ソフトや機能が使いづらい/ベンダーやソフトウェアに不満を持っている
「運用管理ソフトウェアのUIが複雑で……」
「ライセンス体系が複雑で手続きが大変…」
「監視対象ごとにライセンスでコストが高い……」
「危険なアラートを見逃しそうで不安…」
「多数サーバーの台帳管理に限界を感じる……」
「スケジューラなど自動化方式を統制したい」 -
CASE3:ビジネスを拡大したい/高水準対応を目指している
「各部署で管理している社内システムを統制したい」
「社内で利用しているクラウドサービスのアカウントを一元管理したい」
「クラウド管理に強い管理ソフトウェアが必要」
「運用管理ソフトウェアとCRMの連携を行いたい」
サービスメニュー
メニュー | 概要 |
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IT運用管理業務分析 | お客様の現状をヒアリング、分析し、適切なIT運用管理の実現に向けたソリューションをご提示します。 |
運用管理システム構築 | 運用管理ソフトウェアを用いた運用管理システムの設計から構築、導入までを一括してお任せいただけます。 既存の運用管理ソフトウェアのマイグレーションにも対応可能です。 |
IT資産運用管理サポート | お問い合わせへの回答から設定変更等の作業まで、ご要望に応じたサポートを提供します。 |
事例紹介
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低コストでシステム運用の高度化を実現~サブスクリプション型Hinemosにマイグレーション~事例概要 本事例のお客様は日頃よりシステム管理業務改善に新たな価値を生む画期的なアイディアを探しつつ現行の管理体制を継続していました。当社では、より低コストに正常稼働を実現する運用の確立、様々な課題への迅速な対応を実現する「統合運用管理サービス」として、システム運用管理製品(Hinemos)のマイグレーションをご提案し当社提案を採用頂くこととなりました。 本案件における当社のマイグレーションサービスでは、主に以下の施策を実施しました。 システム監視の高度化 Point1:監視対象の拡大におけるコスト増加の不安解消 Point2:属人化の回避 Point3:システム稼働の安定化 自動処理(ジョブ)の統合管理 Point1:ジョブ管理の品質向上 Point2:運用担当者の業務効率化を促進 ソリューション Hinemosマイグレーションサービス システム監視の高度化 課題 現行のシステム監視製品は、監視対象の機器が増加するとライセンスコストも増加してしまうことが大きな課題でした。コストの増加を回避するため、機器の種別などによっては簡易的な独自処理で監視するなど監視方法を使い分けることでライセンスコストが増加しない処置を実施していましたが、監視方法が複数パターンとなることや監視レベルが異なることでシステム監視が複雑化し、属人化のリスクが高まっていました。また、現行のシステム監視製品はマニュアルやGUIがITエンジニア向けで難易度が高いという点も属人化のリスクを助長する要因でした。 解決策 当社がご提案した統合運用管理製品であるHinemosはサブスクリプション型で監視対象のサーバ数やサーバスペック(CPU数)に関わらずライセンスコストは定額です。そのため、今後のシステム拡張においてもシステム監視製品のコスト増加に頭を悩ませることがなくなりました。システム監視をHinemosに統合することで監視業務がシンプルになり、システム運用における属人化の回避につながりました。使い慣れた現行システムのシステム監視製品からマイグレーションすることは、運用担当者にとって不安になる可能性がありました。そのため、提案段階でHinemosのデモンストレーションを実施しました。Hinemosの管理用GUI画面は直感的でユーザビリティが高いとご評価を頂き、システム監視製品のマイグレーションに対する不安を払拭することができました。 また、当社のHinemosによるマイグレーションサービスでは、システム監視に対する負担を軽減すること、システム監視の高度化を実現することの2点を重要視しています。システム稼働の安定化向上を目的とし、不必要な監視通知の削減やクリティカルな監視項目の追加など、システム監視項目全般の再点検を実施しました。これは当社のHinemosスペシャリストによる監視項目の最適化設計により実現しています。 自動処理の集中管理化 課題 現行システムではサーバーのログ採取などの定期メンテナンスの自動処理(定期メンテナンスジョブ)が各サーバのタスクスケジューラで実行しており、定期メンテナンスジョブが分散していました。そのため、各サーバで設定している定期メンテナンスジョブはジョブ台帳としてExcelで管理していましたが、各サーバで設定しているタスクスケジューラを変更した場合はExcelのジョブ台帳も更新が必要となりますが、システム上の設定とジョブ台帳の情報とでリアルタイムに整合性を取ることが困難な状況でした。 解決策 これらの定期メンテナンスジョブの管理を改善するために弊社が提案した製品がHinemosです。Hinemosは監視機能以外にジョブ管理機能も備わっており、監視、ジョブ管理などの機能ごとにライセンスコストが増加する運用管理製品と比較してHinemosは大きなコストメリットがあります。 Hinemosジョブ管理機能を熟知した当社のエンジニアによるジョブ管理設計により、各サーバのタスクスケジューラで実行していた定期メンテナンスジョブはすべてHinemosによるジョブ管理に移行しました。これにより、各サーバに設定していたタスクスケジューラの排除、ジョブ台帳のExcel管理の運用を廃止でき、またジョブの集中・可視化を達成しました。結果として、処理のエラーやその原因の把握に加え、処理の実行計画を正確に把握できるようになるなど、ジョブ管理業務の品質向上に繋がりました。 また、運用担当者の負荷軽減を促進させるために統合管理のスコープを広げ、夜間定期バッチなど業務処理(業務ジョブ)は現行システムのジョブ管理製品ではなく、Hinemosのジョブ管理へ統合する提案をしました。その結果、システムの「定期メンテナンスジョブ」と「業務ジョブ」を含めたシステム全体のジョブをHinemosで統合管理し、運用担当者の業務効率化を実現しました。 システム運用の高度化 運用担当者がHinemos製品を活用し自立的な運用を行うことを目的に当社が実施した主なサポート内容をご紹介します。 レポーティング業務の自動化 監視機能、ジョブ管理機能の他にもHinemosには統合運用管理機能があります。その1つがレポーティング機能です。 これまではサーバのリソース使用状況のレポートを手作業で作成していましたが、Hinemosのレポーティング機能を使用することで監視対象としているすべてのサーバに対してリソースの使用状況や処理傾向を簡単に把握できるようになります。 弊社はこのレポーティング機能の活用をご支援し、レポーティング業務にかかるコスト削減を実現しました。Hinemosのレポーティング機能を使うことで期間や観点を自由に変更し必要なデータのみをレポートすることが可能となりました。 また運用改善を目的とした分析時間を増やすことが可能となり、これまで気が付かなかったシステム利用傾向や潜在リスクの早期検出などシステム稼働分析の高度化に繋がっています。 Hinemosマイグレーションサービスの当社サポート システム運用管理の基盤が改善したとしても運用担当者が使いこなすことが出来なければ効果はありません。 Hinemosはもともとユーザビリティの高い製品ですが、当社では運用の高度化をより早く効果的に定着させることを目的とした各種サポートを実施しております。 本事例では、導入前のデモンストレーション、環境に合わせた運用操作マニュアルの作成、運用前のトレーニング、運用にむけた一次サポートなど、お客様のご要望に応じたご支援を行いました。この結果、安全かつスムーズにHinemosによるシステム統合運用管理を開始できました。 導入効果 システムの運用管理をHinemosに統合という本件における当社のマイグレーションサービスにより以下の導入効果がありました。 1.監視品質の向上 多数あるサーバーの稼働状態やサーバーリソース状況をリアルタイムに把握 2.障害時における自動化 ジョブ化したことにより問題の検出が自動的に可視化されるようになり迅速な対応を実現 3.運用コストの削減 レポート出力業務が自動化され、担当者の負担が低減 4.トラブルなく運用スタート ジョブの設定の見直しや監視内容の精査を含め、当社エンジニアによる細かいフォローアップがあり、システムも高品質であったため、トラブルなく本番運用への移行を達成more
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監視レベルの向上とコスト削減を実現したHinemosの導入事例事例概要 AWSのクラウド上に構築された社内システム用仮想サーバーや社外向けWebサービスの稼働状態を監視するために統合運用管理ソフトウェアの「Hinemos」を導入しました。 その結果、サーバーリソースやWebアプリケーションの状態を統合的に監視が可能となっただけではなく、 これまで確認できていなかったサーバーリソースの状態把握や通知機能を活用した効率的な監視が可能となりました。 課題とそれに対するソリューション 「Hinemos」導入以前は以下のような課題が存在していました。 統合的に管理する仕組みが構築されておらず、効率的な運用ができていなかった AWSのサービスである「CloudWatch」を利用して、各サーバーのリソース状況をAWS上のコンソールから確認していました。 また、各Webサービスの稼働状態については監視する仕組みが整備できていませんでした。 今回、「Hinemos」と「クラウド管理オプション for AWS」を導入したことで、「CloudWatch」にて確認していた各サーバーのリソース値や管理対象Webページの応答時間を1つの監視画面から確認ができるため、統合的な管理が可能となりました。 「Hinemos」では数値が表示されるだけではなく、閾値によって「警告」や「危険」といったレベルを付けることができるため、直感的にサーバーの状態を把握することができます。 また、Hinemosの持つ「通知機能」を応用することで、監視アラートを社内標準で利用しているビジネスチャットに送信することができるようになり、能動的に数値を確認しに行くだけではなく、何かあった場合のみ監視画面にアクセスして対応するという効率的な運用が可能となりました。 メンテナンス等のために定期的に実施している作業の属人化 現在はメンテナンスのための定期的な実行作業をcronにて管理しています。 しかし、その設定内容等を記載した資料の内容やメンテナンス等は、一部の担当者が把握・実施しており属人化が懸念されていました。 「Hinemos」は監視だけではなく、定期的に実行している作業をジョブとして登録し、実行・管理することが可能です。 ジョブの設定内容はエクスポートして管理することができるため、資料化を簡単に行うことができます。また、変更が必要な際はエクスポートしたデータを編集し、「Hinemos」にインポートすることで反映ができるため、設定変更やメンテナンス等が誰でも簡単に行えるようになります。 上記のような特徴をもつ「Hinemos」を導入したことにより、定期実行作業の管理や運用を見直していくための仕組みを整備することができました。 導入による効果 オンプレミス以外にもクラウドや仮想化など様々な環境に対応している 監視対象が複数の環境に配置されている場合でも、「Hinemos」では1つの監視画面上から確認することができます。 AWS以外にもAzureやVMWare、Hyper-Vといったクラウド・仮想化環境に配置されたサーバーの詳細なリソース状況の確認やジョブの実行が可能です。 また、「Hinemos」のコストは監視対象数ではなくマネージャ台数に依存します。 クラウド・仮想化環境でスケールアップ等が必要になった場合でも、Hinemos自体のコストは増加しません。 そのため、システム拡張計画が発生した場合でも、監視製品の制約に関する考慮が不要となります。 様々な手段で監視結果を確認できる 今回の事例では警報発生時には監視結果をメールやビジネスチャットにて通知する方式を採用しました。 「Hinemos」は画面表示以外にも、メールやパトランプといった様々な通知方法に対応しています。 そのため、運用に合わせて柔軟に通知の方法を選択し、オペレーションの効率化につなげることが可能です。 シンプルでわかりやすい操作 「Hinemos」の操作は非常にシンプルであるため、監視対象の追加や監視の設定、ジョブの設定等を容易に行うことが可能です。 そのため、オペレーターの習熟までの時間を短縮することが可能です。more
インフォテックだからできること
■次の段階に進むための施策をご提供
お客様のIT運用管理の現状に合わせて次の段階に進むためのソリューションをご提案、その実現をサポートいたします。
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CASE1:IT運用管理の施策を行っていない/施策が形骸化している
<ご提案ソリューション>
・IT運用管理の確立
<GOAL>
◇システム安定稼働を守る(守れる体制づくり)
◇システム運用管理業務の明確化
<具体的施策案>
★システム安定稼働に対するリスクの整理
★IT運用管理ソフトウェアの導入
★IT管理業務(監視や資産の台帳管理)のシステム化
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CASE2:IT運用管理ソフトや機能が使いづらい/ベンダーやソフトウェアに不満を持っている
<ご提案ソリューション>
・IT運用管理の最適化
<GOAL>
◇業務の定型化や自動化によるシステム運用の品質向上
◇効率化による人的コストの削減、属人化業務からの脱却
◇IT資源の統合運用管理
<具体的施策案>
★定常業務・異常検知対応などのシステム運用業務に関わるフローの整理(業務の可視化)
★業務分析により監視目的などをパターン化する、定型業務の策定、または網羅的なシステム監視の実施
★分析結果に基づく、定型業務の自動化
★必要に応じて、適切なIT運用管理ソフトウェアへのマイグレーション -
CASE3:ビジネスを拡大したい/高水準対応を目指している
<ご提案ソリューション>
・クラウドシフト
・最適化されたIT運用管理の全社展開
<GOAL>
◇全社横断的なIT資源の統合運用管理
◇管理指標の統合による包括的管理
◇データの分析活用によるビジネスの拡大
◇クラウド活用でのスケーラビリティ向上によるビジネス規模とシステム規模の最適化
◇クラウドにおけるセキュリティの向上
<具体的施策案>
★全社的なIT資産や社内システムの整理、一元化された運用管理に向けた業務整理の支援
★基幹システムやその他システム間のデータ連携および横断的データ活用
★社内野良クラウドの統制、クラウドシフトの推進の支援