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サービス基盤を全面OCIへ刷新 さらなる事業拡大を加速
~4か月で新基盤へ移行。利用拡大に備えた性能余力と運用体制を実現~
株式会社ズー様が提供する「kusudamaクラウド」の事業拡大に向け、同社がサービス基盤の刷新を決定。当社が移行プロジェクトを推進し、4か月でOracle Cloud Infrastructure(OCI)への本番移行を実現しました。
従来と同水準の基盤利用コストで性能余力と拡張性を確保するとともに、設計から運用まで一貫して支援した事例です。
事業成長を支える3つの成果
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同水準の基盤利用コストで、より大きな性能余力を確保
CPU使用率(ピーク時) 移行直前 80~90%台 → 移行直後 50~60%台
従来のSaaS型ローコードプラットフォームと同水準の基盤利用コストで、将来の利用拡大に応じて拡張できる基盤を実現しました。 -
4か月で新基盤へ移行
既存のアプリケーション資産とデータを活かす移行方式を当社が提案。
株式会社ズー様の決定を受けてプロジェクトを主導し、関係各社を調整しながら4か月で本番移行を実現しました。 - サービス開発と事業成長へ社内リソースを集中
当社がOCI、Oracle Database、ネットワークの設計・導入から運用・改善まで支援。
両社の専門性を活かした役割分担により、同社がサービス開発や新規利用企業の獲得に注力できる体制を整えました。
※ CPU使用率は、ほぼ同等の処理状況におけるピーク時の値を比較したものです。
移行前はAmazon RDS for Oracle環境、移行後はOracle Autonomous AI Database環境を対象としています。
背景
事業拡大を支える性能余力が必要に

株式会社ズー様は、調剤薬局向けの業務支援システムや医薬品データベースを開発・提供。「kusudamaクラウド」は、レセコンと電子薬歴を一体化したクラウドサービスです。 kusudamaクラウドの利用企業・店舗数が増加し、さらなる利用拡大が見込まれる中、同社では将来の店舗数や処理量の増加に対して、システム基盤の性能面に懸念を持つようになりました。 利用店舗数の急速な増加と今後のさらなる事業規模拡大を見据え、より柔軟な拡張性と高度なリソース制御が可能な新基盤の検討を開始しました。
同社は、将来の利用拡大を見据え、性能面の懸念について当社に相談しました。当社は、同社の事業計画や既存環境を踏まえてプラットフォーム提供元と協議し、既存のアプリケーション資産とデータを活かすOCIへの移行方式を提案。基盤刷新の決定を受け、移行全体を推進しました。
なぜ OCI を選んだのか
Oracle Database との親和性と高い拡張性を評価
株式会社ズー様は従来、SaaS型ローコードプラットフォームでAmazon RDS for Oracleを利用していました。 移行にあたっては、既存アプリケーションやデータへの影響を抑えながら、将来の利用拡大に対応できる性能と拡張性を重視しました。 Oracle Databaseとの親和性に加え、フロントエンドサーバの増設やデータベースのリソース変更に柔軟に対応できる点を評価してOCIを採用。
データベースにはOracle Autonomous AI Databaseを選定しました。
成果を実現した 3 つのポイント
- 高性能・高拡張性と柔軟なリソース制御

新たな基盤では、Oracle Exadataを基盤とするOracle Autonomous AI Databaseを採用。フロントエンドサーバとデータベースの双方で、利用状況に応じてリソースを柔軟に変更できる構成としました。 Oracle Autonomous AI Databaseは稼働中でもECPUを変更でき、事業成長に合わせた柔軟な拡張が可能です。採用構成には、将来のさらなる利用拡大にも対応できる十分な拡張余力があります。運用面では、当社が株式会社ズー様と連携し、負荷変動に応じてリソースを自動制御する仕組みを設計するとともに、必要に応じた手動調整を組み合わせています。これにより、性能余力の確保とクラウドリソースの効率的な利用を両立しています。
2. 移行方式の提案とプロジェクト全体の推進

従来環境では、プラットフォーム提供元が開発ツールに関する支援やシステム運用を担い、
株式会社ズー様はその環境を利用したアプリケーション開発に注力していました。 当社は同社の事業計画を踏まえてプラットフォーム提供元と協議し、既存資産を活かすOCIへの移行方式を具体化しました。 移行全体の推進を担い、同社、プラットフォーム提供元、ネットワーク事業者、外部連携先など、関係者の役割分担や作業工程を調整しました。 Megaportについては、同社による直接契約に向けた調整と技術支援を実施。OCI、Oracle Database、ネットワークの設計・構築からアプリケーション・データの移行まで統括しました。 各社の専門領域をつなぎ、移行作業を計画的に進めることで、4か月で本番移行を実現しました。
3. OCI 基盤の導入から運用・拡張まで一貫支援

株式会社ズー様が初めてOCIを採用するにあたり、当社はOCIとOracle Databaseの知見・実績を活かし、クラウド基盤、データベース、ネットワーク、セキュリティ、監視・運用を設計から本番稼働後まで一貫して支援しました。 本番稼働後も、システムの稼働状況やリソースの利用状況を継続的に確認し、実際の業務負荷を踏まえた性能改善やリソース調整、構成の見直しを支援しています。 新規利用企業の受け入れに伴うネットワーク要件の整理や外部接続の設計も、
OCI FastConnectとMegaportを含めて継続的に支援しています。 こうした継続支援により、同社がkusudamaクラウドの機能開発・サービス改善や事業拡大に注力できる体制を整えました。
システム構成
サービスの成長を支えるマルチクラウド基盤

OCIを中心に、AWSとの連携にも対応したマルチクラウド基盤を構築しました。
本番環境には複数台のフロントエンドサーバとOracle Autonomous AI Databaseを配置。複数の開発・検証環境と非本番用データベースも整備し、サービスの拡張と継続的な開発・改善に対応しています。
今後の展望
薬局業務の進化を支えるサービスへ
株式会社ズー様は今後もkusudamaクラウドの機能を拡充し、より幅広い薬局業務を支援できるサービスへの発展を目指しています。
また、AI-処方箋OCRをはじめとした新しいオプションの導入や各種業務データの活用をさらに進め、薬局業務の効率化とサービスの高度化に取り組む方針です。 当社も、OCIやOracle Databaseなどの技術力と継続的な運用・改善支援を通じて、kusudamaクラウドのサービス進化とさらなる事業成長を支えていきます。
導入企業|株式会社ズー様
調剤薬局向けの業務支援システムや医薬品データベースなどを開発・提供。長年培ってきた医療分野の知見を活かし、薬局業務の効率化とサービスの高度化に取り組んでいます。
本システムで利用した主なサービス
本システムでは、事業成長を支えるクラウド・ネットワーク基盤として、以下のサービスを利用しています。
・Oracle Cloud Infrastructure(OCI)
高い性能と拡張性を備えたOracleのクラウド基盤です。本システムでは、サービス利用の拡大に合わせて柔軟にリソースを拡張できる基盤として採用しました。
・Oracle Autonomous AI Database
バックアップ、パッチ適用、アップグレード、チューニングなど、データベース管理の多くを自動化するサービスです。コンピュートやストレージをサービス停止なしで拡張・縮小でき、負荷や利用規模の変化に柔軟に対応できます。
・OCI FastConnect
OCIと外部ネットワークを専用かつプライベートに接続するサービスです。パブリックインターネットを経由しない接続経路を構成でき、安定したネットワーク接続を実現します。
・Megaport
クラウドやデータセンターなどを柔軟に接続できるネットワークサービスです。本システムではOCI FastConnectと組み合わせ、AWSなど外部環境との接続に利用しています。
※MegaportはMegaport社が提供するネットワークサービスです。