- BI↔DWH連携/ETL
- データ活用基盤
- 事例紹介
経営判断の質を高めるデータ活用環境の実現
事例概要
近年、データ活用の重要性はますます高まっており、競争力の向上、迅速な意思決定や精度向上、業務効率化やコスト削減、顧客理解やパーソナライズなどを目的とし、データ活用を積極的に推進しています。
本事例では、データ活用基盤の構築とデータ分析・活用の実施により、データドリブンな意思決定を推進できる環境を実現した取り組みについてご紹介いたします。
課題
経営判断や課題発見のスピードを向上させるため、業務データの分析と可視化が必要とされていました。しかし、基幹システムがプロジェクト管理に特化したERPであるため柔軟な分析ができない、データが複数のシステムに分散されている等の理由から、分析が推進されていませんでした。
これにより、組織目標の達成に大きく関わる部門会議や経営会議の場では以下の課題がありました。
- 事業状況を判断するための指標が統一されていない
- 報告資料の軸が統一されていない
- 報告資料の作成に時間と手間がかかる
取り組み
特に大きな課題となっていたのが、報告資料の作成負荷と指標の不統一でした。そこでまず、データを根拠とした意思決定を行う考え方の土壌づくりを目的にプロジェクトを開始しました。
解決策として、弊社の提供するソリューション「Datadresser」の標準構成をデータ活用基盤およびエンジニアリング領域に適用し、データ可視化や仮説検証に専念できる環境を整備しました。
BIの導入の際はプロトタイプ開発の手法を採用し、イメージを共有しながら定期的にフィードバックを反映させることで、ユーザーの要件に柔軟に対応しております。
また、BIツールの選定にあたってはライセンス費が比較的安価で、手軽にデータ分析を始められる「Amazon QuickSight」を採用しました。
データ分析環境の構築と並行して、ユーザー自身がデータをもとに判断できるよう、判断基準や指標値の策定支援を行うことで、データドリブンの定着に向けた土台を築きました。
効果
データ活用環境の構築と指標の統一を通じて、経営層や管理層によるデータを根拠にした意思決定が進んでいます。
軸の統一されたデータが提供されることで部門間での議論が活性化し、課題に対する共通認識も深まりつつあります。
また、ダッシュボードやレポートの活用により報告資料の作成工数が削減され、データに基づく施策の検討に時間を割くことが出来るようになりました。
こうした取り組みを通じて、データを活用する意識と行動が組織全体に浸透するよう、継続的な伴走支援を行っています。
弊社でご支援できること
弊社では、データの利活用によるビジネス戦略に集中したいお客様に向けて、柔軟でスケーラブルなデータ活用基盤(Datadresser)を提供しております。
Datadresserとは、データをより身近な存在に、そしてデータから価値を生み出すプロセスをお客様と共創するソリューションとして、データ活用基盤の提供からデータの活用までをご支援いたします。
「Datadresser」詳細はこちら
データドリブンな意思決定を推進したいがデータ活用のための環境が整備されていない、スモールスタートでデータ活用を始めたいという課題をお持ちでしたら、ぜひ一度インフォテックにご相談ください。
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