CASE & ACTIVITY
インフォテックの取り組み
  • 事例紹介

顧客事業継続を支えるための安定したシステム稼働を実現

事例概要

某大手生命保険会社システムの現存課題、やがておとずれる「見えない」課題をトラブル発生前に解決することで業務停止リスクを回避しました。
問題提起、課題探索(見える化)・解決策提案を通して当社エンジニアがアイデア・工夫を総集約して月次バッチの処理時間を短縮した事例をご紹介します。

お客様の課題

保険会社の収益力として、欠かせないのが新規契約の獲得であり、総じて保有契約件数を増加させることが重要です。

リスクイメージ

その保険会社を支えるシステムは純増する保有契約数に応じ、安定したシステム稼働が必須となります。
しかしながら、保有契約件数の増加に伴い計算系の月次バッチ処理時間も比例的に増加していたため、このまま処理時間が増え続けると支払案内などの重要帳票発送が遅延してしまうという問題に直面しておりました。
そうなれば、収益向上どころか業務停滞を引き起こしかねませんが、お客様はまだこの問題を真剣に捉えられていないご状況でした。
そのため、まずはお客様への問題提起から行い、課題の洗出し、解決策を検討のうえで対策を実施する必要がありました。

対策ポイント

プロジェクト発足から課題の見える化まで

  • 現行システムの仕組みを熟知する当社エンジニアによりバッチ処理時間削減対策プロジェクトを発足
  • 当社エンジニアによる地道な現状調査・シミュレート効果研究等からお客様に問題提起し、対策が急務であることをご理解いただく
  • バッチ処理についての課題を洗い出しその解決策として各種効率化策を提案(見える化

課題の見える化

    対策実施からリリースまで

    安定稼働化が目的である当プロジェクトは、その特性上、万が一にもトラブル・障害が発生することは許されません。
    そのため、課題対策実施においては以下の施策を実施し、ノートラブル、サイレントサービスインを達成しました。

    課題対策実施における施策
    • 徹底的な事前分析
    • 本番シミュレーションテストの実施
    • コンティンジェンシープラン策定
    • 各種リスクの洗出しと事前対策

    導入による効果

    各種効率化策を講じた結果、計算系の月次バッチは目標値を上回る処理時間の削減を実現。
    やがておとずれる「見えない」課題を事前に解決することにより、業務停止リスクを回避し、安定したシステム稼働につなげました。

    システムの現存課題や、やがておとずれる「見えない」課題にお悩みの際は、その問題提起からご支援いたします。
    どうぞお気軽にインフォテックまでお問い合わせください。